清水沢コミュニティゲートは1周年を迎えました

昨年10月6日に全面オープンした清水沢コミュニティゲートは、今日で1周年を迎えました。

地域の皆様方や、遠方でも何度も訪れてくださる方々、清水沢プロジェクトの会員の皆様など、多くの方々に支えられた一年でした。
心より御礼申し上げます。

この一年で、多くの方々にお伝えしたことが2点あります。

コミュニティ「ゲート」は、外から来た人が夕張で何かをしようとする“入口”であるとともに、招かれざる客をシャットアウトする“門番”である。

招かれざる客というのは、具体的にたくさんの人がドヤドヤと押しかけたりすることや、マナーやモラルを守れない訪問者のことを指しています。

コミュニティゲートのある清水沢地区は、住宅街です。
しかし、炭鉱時代とほとんど変わらぬ景観の中に、炭鉱由来の文化やコミュニティが息づいている、まち全体が炭鉱遺産といえる素晴らしい地域です。
このまちで、地域の人々の静かな生活を守りながらも、外部の人々がおじゃましてその文化を垣間見る。
そのうちに個々のコミュニケーションが生まれ、地域のファンとなり、まちづくりに参画するようになる。
地域内外の人々が、ともに歩む地域となる。

その役割を果たすために、コミュニティゲートが存在しています。
※マスツーリストを受け入れる場所として、ズリ山を設定しています。この場所は何百人でも受け止められますし、夕張のこれからの市街地を一望できる素晴らしいスポットです。

地域外から多くの人々がコミュニティゲートを訪れることも必要だが、ここに来た人が何人の夕張市民に会うことができるのか、ということの方が大切。

アーティストの松本力さんは、常に「自分たちはストレンジャーだ」と言っています。
私も含めたストレンジャー(よそ者)は、“異質なもの”です。
その異質なものが入ってくることによる地域へのストレスをいかに減らすかについては、まだまだ試行錯誤が続きます。

しかし、よそ者と出会うことで新しい世界が広がると考えてくれる市民の方が、少しずつ現れてきました。
子どもたちも、よそから夕張へ来て活動するアーティストたちと接し、わくわくする体験をしています。
次にどんな人が来るかを楽しみにする人々が生まれ始めたのです。

また、コミュニティゲートに来る「よそ者たち」が地域とどんどんつながっていっています。
彼らがまいた種が育ち、次にコミュニティゲートに来たよそ者がその実を受け取るという循環も生まれています。
次の人達に引き継がれるのは、冷蔵庫に誰かが残していったカレールーやビールだけではないのです。
(ここに来る人達は、「使ったら補充しておいてね」というお願いを、実に面白がって忠実に実行してくれています。)

そのような様子を見るにつけ、コミュニティゲートは入り込み数を増やすことより、地域の方々といかに“優しく”繋がるかをコーディネートしなければならないと思うようになりました。
とはいえ、昨年7月〜9月の仮オープン期間の来場者もあわせると、この1年3ヶ月で1,500人近くの方がコミュニティゲートに来場してくださいました。

まだまだこれからの施設ではありますが、皆様に不可欠だと思ってもらえる施設を目指していきたいと思っています。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

2017年10月6日
一般社団法人清水沢プロジェクト
代表理事 佐藤真奈美

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