【10月13日】作品紹介その13〜トモシビ その14〜思いだす影

今日の作品の「トモシビ」の制作者は札幌市立大学3年の富田歩。


過去私達は石炭を電気というパワーに「変換」してそれを電気という形で享受していました。しかしこの作品においては石炭の「記憶」をパワーに「変換」して喜びの踊りという形で表現した、というものになります。

針金で制作された人形の間を私達が通ることで、人形も揺れ、私達も人形も踊っているようにみえるという参加型の作品です。
間を通り脱げたり、人形のポーズを真似たりと子供大人問わず楽しんでくれている方がたくさんいて、私達もとても楽しい気持ちになれる作品です。

本日二作品目は「思いだす影」

この作品で使われてる材料は白い布以外は元火力発電所施設内に元々あったものを使っています。

しかし私達はこれがどのようなもので、どのように使われていたのか、ということがわからないものばかりでそれを予想することしかできませんでした。
この作品は制作者である59RA9が、そのわからないものたちがどのように当時使われていたのかを考えた作品になっています。

そして見てくださった皆様にもこれはなんだろう?ということを考えていただきたい!というおもいの込められた作品です。実際に、会期がはじまって発電所に勤務していらした方や、知識の深い方などが見にきてくださり、私たちにご親切にも色々教えてくださることで、明らかになっていったものもあります。ありがとうございます!

明日の作品は上遠野敏の「貯炭場所と坑内員」「天空の虹彩」です。本日もご覧になってくださってありがとうございます!