あなたが持っている“もの”が、誇りを育てていく

ある場所で話していた時、「歴史に興味がないので、資料を残したりすることに関心がない」という話を聞きました。

私は夕張の人たちは、みんなレジェンド、「伝説の人」だと思っています。
何気なく書いたメモも、酒の席の馬鹿話も、その時の夕張を生きた人にしか経験していないことです。

「あなた」は何もしなくてもいい。後の人たちがそれに価値を見出すかもしれないから。それは、私たちかもしれないし、もっと後の人たちかもしれない。
だから、よければ、“見えるものも見えないものも”捨てないでほしいと思います。

本当は、夕張に関わる人たち皆に、自分の持っているもの(見えるものも見えないものも)に、誇りを持ってほしいと思っています。
人に勧める、人に来てもらうのはそこからです。逆に言うと、いいと思うものが何もないのに人に来てもらおうとすることは、とても難しいことだと思っています。
あなたが持っているものは(見えるものも見えないものも)、誇りを抱く、育てるために必要になってくるものなのです。