清水沢コミュニティゲート企画調査展示 「清水沢小学校を記憶する調査室」
一般社団法人清水沢プロジェクトでは、2月9日(金)〜3月4日(日)の期間、清水沢コミュニティゲートにて、昨年解体された旧清水沢小学校の記憶を記録するため、調査を兼ねた展示を行います。
夕張市立清水沢小学校は1902(明治35)年に開設され、1989(平成元)年、清陵小学校との合併により閉校するまで86年間、小高い丘の上から清水沢のまちの盛衰を見守り、多くの子どもたちを育ててきました。合併し清陵町に新設された学校に「清水沢小学校」の名と校歌は受け継がれ、財政破綻後の2011(平成23)年に市内全小学校が統合し「ゆうばり小学校」が開校するまで、使用されました。ゆうばり小学校は、市内中心部に位置し、かつ最も新しい校舎である清水沢小学校の校地が選ばれています。
丘の上の旧清水沢小学校は、閉校後約30年もの間、数奇な運命を辿りながらもひっそりとたたずんでいましたが、2017(平成29)年初夏、ついに完全に解体されました。
この地には認定こども園が開設されることになり、再び、子どもたちの声が響く日々が帰ってきます。その前の、雪に包まれてひっそりとしたこの冬の間に、この地が持つ「場の記憶」を掘り起こしてみたいと思います。歴史的事実の収集に限らず、多くの人々の中に眠る「清水沢小学校の記憶」にこそフォーカスを当て、記憶を可視化していきます。
当初の展示内容は、解体時の清水沢小学校の写真・映像記録が中心です。会期中に収集した写真や資料、証言などを展示内容に加えることで、さまざまな時代の層が折り重なるような空間を形成していきます。
調査しながら展示するという新しい手法の展覧会に、ゆかりのあるみなさんが参加していただけることを願っています。
※夕張市教育委員会に許可をいただき、旧清水沢小学校の解体時を写真・映像に記録させていただきました。
展示企画/佐藤 真奈美(清水沢プロジェクト)
(PDF:632KB)
企画調査展示「清水沢小学校を記憶する調査室」
期間
2018年2月9日〜3月4日の金・土・日・祝のみ13日間
2月9・10・11・12・16・17・18・23・24・25
3月2・3・4
時間
金曜日 13:00〜18:00
土・日・祝 11:00〜16:00
会場
清水沢コミュニティゲート 3号室
夕張市清水沢宮前町39 宮コ23
入場料
無料
主催
一般社団法人清水沢プロジェクト
助成
ほっかいどう遺産WAON
イベント
卒業生トークイベント/2月11日(日)14:00〜16:00(宮前町集会所)
清水沢まちあるき/2月24日(土)14:00〜16:00(清水沢駅集合・参加費おこころざし)