ハルニレプロジェクト

私たちは旧清水沢小学校の校庭にあった樹木を、記憶とともに未来の夕張の子どもたちに引き継ぐ活動を行っています。

経緯

旧夕張市立清水沢小学校は、明治35(1902)年に開校し、平成元(1989)年に移転するまでまちの盛衰と共に歩み続けてきました。
しかし、令和3(2021)年度に「認定こども園」が開設されることになり、平成29(2017)年には残っていた校舎の最後の部分が解体されました。
私たちは、配置の関係で残すことができない旧清水沢小学校のシンボルであるハルニレ等の校庭木をできる限り次世代に引き継ぐ方法を市建設課、市教育委員会に相談しながら検討してきた結果、私たち清水沢プロジェクト自ら樹木の伐採・運搬・保管を行うことで、これらの樹木を活用させていただけることになりました。

伐採した8種の木の一部は、すでに夕張の次世代の子どもたちに向けて活用を行っています。

過去のブログの記事もご覧ください。(2019年5月28日)

(2019年6月15日)

(2019年7月26日)一番最初の活用は「赤ちゃんが使う歯固め」でした。

旧清水沢小学校に残っていた校庭木から作る、認定こども園に寄贈する木製すべり台制作費へのご寄付を募っています(9/26まで・終了しました)

認定こども園の名称が「ゆうばり丘の上こども園」に決まり、いよいよ子どもたちの声がこの丘に帰ってくる日が近づいてきました。

私たちは当初、清水沢小学校の記憶を引き継ぐ木製オブジェと、木の玉プールを想定した木製遊具の作成・認定こども園への寄贈を計画していました。
しかし現場の保育士さんの声を伺ったところ、木の玉プールは衛生面での管理が大変で現場の負担が重くなることがわかりました。
そこで比較的管理がしやすい積み木形状のおもちゃに切り替えて計画を進めようとしていましたが、コロナ禍が巻き起こり、子どもたちの安心安全と管理側の負担軽減について徹底的に考慮した結果、子どもたちが親しめる実用的な用途の遊具を兼ねた記念オブジェとして、木製すべり台を制作し、こども園を運営する社会福祉法人夕張保育協会へ寄贈することにしました。

皆様のお気持ちを形にするため、寄付を募ります

この記念オブジェすべり台は、夕張市内在住の美術家・櫻井亮さんに制作を依頼していますが、制作費についてはこのプロジェクトに思いを寄せる皆様のお気持ちを表すものにするため、「寄付を募る」という形にしたいと思います。
かつてこの地で校庭木として大勢の子どもたちを見守っていた木が、再びこども園で子どもたちに寄り添うオブジェとして生まれ変わります。
清水沢小学校の卒業生の方も、そうでない方も、私たちの思いに共感いただけましたら、ぜひ“ご参加”をお願いいたします。

また私たちは引き続き、清水沢小学校に思いを寄せるすべての皆様からお預かりしている校庭木を通じて、小学校の記憶を引き継ぐ活動<ハルニレプロジェクト>を継続していきたいと思います。引き続きご支援・ご協力をお願いいたします。

9月5日に目標の20万円を突破しました(9/12追記)

おかげさまで目標をクリアし、本日9月12日現在で461,500円に達しています。目標を遥かに超えるご参加に感謝申し上げます。
私たちは一貫して「ご参加をお願いします」とお伝えしています。お金だけでなくお気持ちを募りたいからです。そういう点では現時点での参加者は31名。まだすこし少ないかもしれません。更に共感を集める必要があると感じます。
目標を越えた寄付金の用途としては、チラシ裏面に掲載の通り、森の輪や美術教育・芸術家への提供など、ハルニレプロジェクトの別の用途に、長く活動を続けるために使わせていただきます。木を使ってまた新たな遊具やおもちゃを作ることもできるかもしれません。

私たちは、清水沢小学校に思いを寄せるすべての皆様からお預かりしている校庭木を通じて、小学校の記憶を引き継ぐ活動<ハルニレプロジェクト>を継続していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

すべり台のイメージを公開します(9/20追記)

画・櫻井亮

<記念モニュメント兼すべり台>
丸太らしさを出来るだけ生かした形
滑る部分とてっぺんの部分にレジンを使い、卒業生の思い出をミニチュア細工にして中に封じ込める
側面に寄付者の方の名前を入れる木製プレートを貼る
サイズは縦1000~1300mm 横600〜700mm
滑り台の板1200〜1400mmx400mm
重さは大人一人分くらい

<コンセプト>
校歌に出てくる夕張岳(夕張山)
夕張川を思わせる水の流れ
ずっしりと大地のような小高い丘
三つの校舎
高台から一望する清水沢のまちなみ

(これは、ランドセルで滑った校門前の坂かもしれない)

思い出は川の流れのよう
川を下るように滑っていくと、ちらちらと思い出の断片が懐かしさとともに目に入ってくる
離れてみれば、清らかで美しい流れでしかない

清水沢小学校の卒業生のみなさん、この川の流れの中に思い出を封じ込めるならどんなものがいいですか?

流れの中に、様々なものを浮かべたいと思います。
小石であったり、石炭の小片であったりする中に、卒業生の思い出も封じ込めたいのです。
卒業生がみんなうなずく「清小といえば」という”もの”を教えて下さい。
その中のいくつかをミニチュアで作って、中に入れたいと思います。

他にもご意見があればお知らせ下さい。

41名の方から509,900円のご寄付をいただきました(9/27追記)

約1ヶ月に渡って募集をさせていただきましたが、41名のご参加があり、ご寄付の総額は509,900円に達しました。
みなさま方からお寄せいただいた共感を大切にしてまいります。
進捗状況は逐次報告させていただきます。ありがとうございました。

ご寄付の方法(終了しました)

共感いただける皆様方からのご参加をお待ちしております。

目標金額/20万円
目標に満たない場合も制作を行います。目標金額を上回った場合は、ハルニレプロジェクトのさらなる展開に活用させていただきます。
募集期間/令和2年8月27日(木)〜9月26日(土)


寄付の方法/①郵便振替②銀行振込(北洋銀行)③クレジットカード決済
金額は自由です。
①郵便振替…最寄りの郵便局備え付け振替用紙にお名前、住所、お電話番号をご記入の上、窓口もしくはATMでお手続き下さい。
口座記号番号 02770-3-50698
加入者名 一般社団法人清水沢プロジェクト
②銀行振込③クレジットカード決済…こちらからお手続き下さい。https://www.shimizusawa.com/product/harunire-donation


ご寄付いただいた方のお名前は、特に希望されない場合を除き、オブジェに記します。

チラシ

主催・お問い合わせ先

一般社団法人清水沢プロジェクト
夕張市清水沢宮前町39宮コ23 清水沢コミュニティゲート
電話 0123−57−7463
FAX 0123−57−7467
E-mail info@shimizusawa.com
https://www.shimizusawa.com
J-coin基金助成事業

制作の様子

完成が遅れそうです(2月25日)

記念オブジェを兼ねた木製すべり台が完成し、夕張保育協会に寄贈しました(2022年3月22日)