すべり台の制作進捗状況について

ハルニレプロジェクトでは、「ゆうばり丘の上こども園」に 寄贈する「記念オブジェを兼ねた木製すべり台」の制作を行っています。
完成と寄贈の時期を開園時の本年 4 月としていましたが、木材の乾燥がうまく進まず、開園時に間に合わない見込みとなりました。

制作を担当する夕張市内在住の美術家・櫻井亮さんが昨秋から懸命にハルニレの丸太 と格闘しているところですが、ハルニレの生命力の強さなのか、中心部の水分が現時点 で十分に抜けきれていません。

制作段階でしっかりと乾燥を行わなければならない理由は、
【1】屋内に設置することで完成後に乾燥が進むことになり、ひび割れが生じ、安全性や 意匠上問題がでてくる
【2】重量が減らない
等が挙げられます。

製材した薄い木材と違い巨大な丸太のため、乾燥作業を業者にお願いすることも難しく、櫻井さん特製の「乾燥箱」 の中に入れ、時間をかけて水分が抜けるのを待っている状況です。

ご寄付を頂いた皆さまにはお手紙でご連絡しております。
当初予定していた開園時には間に合いませんが、夏頃までを目処に引き続き制作を行い、子どもたちにプレゼントできるよう、努力していきたいと思っております。