Food As Home:家庭レシピでつなぐアバディーンと夕張

昨年4月から、スコットランド在住のキュレーター・メイボン尚子さんと「Food As Home:家庭レシピでつなぐアバディーンと夕張」プロジェクトを始めています。2018年以来関わりを持ち続けている両地域の新たなプログラムとして、2021年に夕張市社会福祉協議会がまとめた『食でつなげよう!夕張発 私のおすすめレシピ』に着想を得て、両地域の家庭料理のレシピを交換し合うことを考えています。

昨年4月には尚子さんが来夕し、拠点複合施設りすたと清水沢コミュニティゲートで、「オートケーキ」と「クラナカン」を作って市民と交流しました。またその際にレシピ集の中から大西ヨシ子さんの「長いもだんご汁」も試作してみました。

今回はゆうばり小学校にもご協力いただき、小学校のPTA研修事業の一環として、小学生の親子を対象に、英語を使ったアバディーンの家庭レシピの試食、夕張の家庭レシピについて意見や思い出話の交換をするイベントを2月26日に開催しました。

教頭先生渾身の作・募集チラシ

アバディーンの協働機関「ニュートン・ディー」コミュニティから提供された「ストーヴィーズ(Stovies)」と「ビーツのピクルス」のレシピを提供いただき、調理し、皆で試食しました。ストーヴィーズはスコットランドの“肉じゃが”のような料理です。オートケーキとビーツのピクルスを一緒に食べるのが定番で、ビーツのピクルスは寝かせる時間が必要なため、尚子さんがスコットランドで、佐藤が夕張で事前に作っておきました。

櫻井暁さん撮影 スコットランドの紅茶も一緒に。

スコットランドの風土の紹介は、環境社会学者のメイボンレズリー先生にお願いしました。景観がよく似た両地だからこそ、細かい違いからスコットランドと北海道のどちらかを当てるクイズなどで楽しく盛り上がりました。

先生と教育長がだんだん画面に近づいていく

そして夕張のレシピとして、レシピ集に掲載されている大西ヨシ子さんと櫻井暁さんをお招きし、それぞれ「長いもだんご汁」と「長いもキムチ和え」の作り方や思い出、コツなどを伺いました。大西さんには事前にご自宅にお伺いし、だんご汁の作り方を一から詳しく教えていただくことが出来ました。話を聞いて駆けつけたお友達といっしょにワイワイ作ることができ、楽しいひとときとなりました。

大西さんの長いもだんご汁
あきさんの長いもキムチ和え
長いもだんごができました
しみじみ美味

当日は小学生の親子のほか、先生方、夕張高校の生徒さんも飛び入り参加し、30名ほどの方にご参加いただき、大変賑やかな会になりました。

当日の準備のお手伝いをいただいた夕張市役所生活福祉課子ども・子育て支援係、本活動に助成していただいた一般社団法人北水会様、夕張こども食堂実行委員会の皆さまのサポートに心からお礼申し上げます。

「残り物の羊肉」を作り出している様子

なお、お二人は2月20日〜3月1日に滞在し、ゆうばり寒太郎まつりやゆうばり小学校4年生のコミュニティゲート訪問にも参加していただきました。

寒太郎まつりで高校の先生と出会い、急遽1年生の地理総合授業を行うことになったり…!

今回はこれまでの夕張でのお二人の活動が形になる滞在になりましたね。

今後も両地での芸術文化交流を継続していきたいと思います。
多くの方にまた出会えますように。