今も生き続ける炭鉱遺産・宮前浴場

私たちの清水沢コミュニティゲートにはお風呂がありません。
元々北炭の鉱員住宅で、昭和47年の建築ですがお風呂は各戸に設置されませんでした。
代わりに地域の中心部に、会社が浴場を設置しました。それが昭和45年に設置された宮前浴場です。
周囲の社宅がすべて市営住宅になると同時に市営浴場になり、現在も月〜土の15:30〜20:00に営業しています。
市営浴場は市内に3つありますが、北炭が設置したもので残っている最後の地区浴場です。

私たちはよく見学もさせてもらいます。これは2016年のまちあるきの時。女湯の広さは炭鉱の地区浴場の特徴です。

2015年からコンパクトシティ化により住民の移転・住み替えが始まり、利用者の減少が続いています。
しかしお風呂がコミュニティの維持に重要な役割を担っていることは明らかで、今では憩アパートや泉団地のお風呂付きの住宅から宮前浴場に通う人のほうが多いくらいです。
一番風呂を目指して並ぶ人もいます。
私たちは宮前浴場がこれからも地域コミュニティの核として、地域の中心にあり続けてほしいと願い、「宮前浴場利用増加プロジェクト」と銘打って、清水沢プロジェクトオリジナルタオルを製作しました。

このタオル(460円)は、市営浴場共通入浴券(宮前・清陵・真谷地で使えます)440円450円とセットにし、900円で清水沢コミュニティゲートにて販売します。
タオルのほうが高くてすみません…。割といい国産タオルですので。

本当に何の変哲もない温泉タオルを目指しました。文字は上木和正さんです。

現在清水沢アートパワープラント・個人的な撮影コースを5時間・6時間ご利用の方には、このセットをプレゼントしています。お申込み順先着100名様限定なので、撮影コースをご利用の方はお早めにお申し込み下さい。(2020年以降は特典を休止しています)
コミュニティゲートで販売を行っているほか、通信販売でも割高ですがお求めいただけます。

私たちにとっても必要な宮前浴場。
この今も生き続ける炭鉱遺産をぜひ体感してみて下さい。

夕張市営 宮前町浴場

夕張市清水沢宮前町16
営業時間 月〜土 15:30〜20:00 → 2019年10月より月・水・金営業に変更となりました。
入浴料 450円
浴場にはシャンプー・石鹸の備え付けはありませんのでご持参下さい。清水沢プロジェクトで貸出もできます。

※正式には「夕張市営宮前町浴場」ですが、地域では「宮前浴場」と呼ばれているのでここでもその呼び方にならっています。