記念オブジェを兼ねた木製すべり台が完成し、夕張保育協会に寄贈しました

2019年に認定こども園の建設工事に伴い伐採される予定となった旧清水沢小学校の校庭木を伐採し、切った木材を夕張の子どもたちのために活用する「ハルニレプロジェクト」にて、夕張市内在住の美術家・櫻井亮さんによって制作されていた「記念オブジェを兼ねた木製すべり台」がいよいよ完成し、3月22日(火)、旧清水沢小学校の跡地に開設されたゆうばり丘の上こども園を運営する社会福祉法人夕張保育協会様に贈呈を行いました。

これまでの経緯はこちら

贈呈式では、まず清水沢プロジェクトの佐藤から、経緯を写真を使って園児さんたちに説明しました。
佐藤の挨拶はこちら

そして、制作を担当した櫻井亮さんから、ハルニレ・ヒバ・シラカバの木を使ったこと、この場所のイメージをすべり台のデザインに取り込んだことなどをお話しいただきました。

また、夕張保育協会理事長の小網敏男様からお礼の言葉を頂戴しました。小網理事長は清水沢小学校の卒業生で、ご自身が小学生の頃はハルニレの木はとても小さかったというお話をしていただきました。

最後に、年少組〜年長組(19日に卒園した1号認定<幼稚園>のお子さん方は除く)の約30名のお子さんたちに、一人ひとり滑ってもらいました。
最初に滑ると言ってくれたお子さんが、すべり台の造形の一つ一つを触って自分の感想を言ってくれたのがとても印象的でした。(後ろのお子さんたちから「はやく、はやく〜」と言われていましたが…笑)

このすべり台は子育て支援室の横の「もりのへや」に置かれています。
小網理事長の言葉をお借りすれば、旧清水沢小学校の木が「ここで生き続ける」。これからも変わらず、子どもたちの成長を見守り続けてほしいと願っています。

木を切ってからほぼ3年、制作をはじめて1年半の時間を要し、ようやく里帰りすることができました。
お気持ちを寄せていただいた寄付者の皆様には、心よりお礼を申し上げます。追って報告をお送りしますのでお待ち下さい。

※ご見学希望の方は、夕張保育協会0123-57-7177まで事前にご連絡ください。

※お子様の写真、許可を頂いて加工の上掲載しています。