「時のあわい」旧北炭清水沢火力発電所100年のアート事業を開催します
一般社団法人清水沢プロジェクトは、旧北炭清水沢火力発電所を会場に、「『時のあわい』旧北炭清水沢火力発電所100年のアート事業」を開催します。
国内有数規模の自家発電所と言われた旧北炭清水沢火力発電所は、来年2026年に建築から100年の節目を迎えます。当法人は、旧発電所で2011年に開催されたアートプロジェクトを契機に、敷地を事業用地として使用している東亜建材工業株式会社の協力を得て炭鉱遺産としての見学事業を行っており、今年・来年の2年間は、空知産炭地域の歴史を振り返り、この地の現在と未来を展望する事業を実施する予定です。
今年は美術家・丸山純子を迎え、現代アートの展覧会を旧発電所建物内で開催します。丸山は2年前に初めて現地を視察して以来、彼女はこの場所に強い関心と制作意欲を持ち続けており、2025年冬には旧炭鉱住宅を拠点に住民へのインタビューなどの滞在制作を実施しました。作品を通じて、現在と過去、私と他者、こことあそこ… 何かと何かの間(あわい)に、生じる空想というもう一つの世界づくりを試みます。建物内部インスタレーション作品を展示する予定です。
通常の見学事業と同様に、安全のために完全予約制のガイドツアー形式で実施します。受付開始は5月12日からです。また関連企画として、5月25日(日)に夕張市拠点複合施設りすたにて、アーティスト・トークと発電所勤務経験者を招いたシンポジウム、ならびに作品制作のワークショップも開催します。
※なお今年の通常の見学事業は6月19日(木)から開始予定で、5月末から受付を開始します。
「時のあわい」旧北炭清水沢火力発電所100年のアート事業

会期
2025年5月31日(土)~6月14日(土)15日間
会場
旧北炭清水沢火力発電所 ※東亜建材工業株式会社事業用地
主催
一般社団法人清水沢プロジェクト
共催
公益財団法人北海道文化財団
協力
東亜建材工業株式会社
後援
北海道、夕張市、夕張市教育委員会
助成
公益財団法人野村財団、公益財団法人朝日新聞文化財団
料金
1,000円(一般)500円(学生)
※見学対象年齢:小学生以上
予約方法
清水沢プロジェクトホームページまたは電話(5月12日予約開始)
公開方法
完全予約制
1日3回①10:00~②12:00~③14:00~(各回5名程度)
約1時間のツアー形式
※集合場所から会場まで車で移動するため、必ず自家用車でご来場ください。
関連行事
時のあわい 旧北炭清水沢火力発電所をめぐるシンポジウム&ワークショップ
5月25日(日)14:00~16:30 夕張市拠点複合施設りすた多目的ホール
第1部:私と他者のあわい
旧発電所でアートをすることについて、このプロジェクトに関わる3人が語ります。
丸山純子(美術家)・大友恵理(キュレーター)・佐藤真奈美(清水沢プロジェクト)
第2部:過去と未来のあわい
旧発電所の物語を発電所で働いていた伊藤さんにうかがい、炭鉱遺産としての未来について考えます。
伊藤保則(元北炭電力所勤務)・山口一樹(夕張市教育委員会学芸員/社会教育主事)・佐藤真奈美(清水沢プロジェクト)
第3部:花づくりのワークショップ(15時30分~)
好きな色のビニール袋(レジ袋などの空き袋)と空きビンをご持参ください。
あなたが作ったお花が会場に展示されます!