【10月8日】作品紹介その7〜おたからなあに?

みなさんこんにちは!今日の作品紹介は「おたからなあに?」です!

この作品は地域の子供達とトンツキニン(千葉絵理子、萩原拓矢、山本倫子のユニット)とのワークショップでできた作品です。

9月某日の夕方、私達の宿舎である「モクゾー」に17人の子供たちが集まってくれました。そして、清水沢のズリ山に子供達と登り、そこでそれぞれ「おたから」を探してもらいどうしてそれがおたからだと思ったのか、それの気に入っている部分などを書いてもらいました。

ちいさくてかわいいきらきらした石、大きな石炭のような石、みんながみんな全く違う「おたから」はどれも個性的で輝いていました。昔、これは使えないと判断されて、捨てられて行ったズリや石たち。その中から夕張の未来を担う子供達が新しい価値、つまり「おたから」を探し出す。
こんなに明るくすばらしい作品は私達だけではつくることなんてできません。子供達のパワーのおかげでできた「おたからなあに?」は火力発電所入ってすぐに場所にあります。子供達の見つけてきた「おたから」は大切に黄色い座布団の上に(これも子供達とつくったものです)、みんなの写真と書いてもらったカードも一緒に展示してあります。

お母さんお父さんと来てくれる子、兄弟やおばあちゃんをつれてきてくれたり、会期中ももう何度も来てくれている子もいます。このワークショップを通して子供達をはじめとした色々な人と関わることができたことにとても感謝しています。

次回は「黄色い壁と黒い天使」と「白昼虫」の二作品の紹介をしたいと思います!