「夕張の風景・子ども写真コンテスト」審査結果発表

「アバディーン // 夕張  二つのまちをつなぐ文化交流事業」として、夕張とアバディーンの風景を版画作品にするプロジェクトを実施中です。
ゆうばり小学校の児童を対象に行なった「夕張の風景・子ども写真コンテスト」は8月23日に応募を締め切り、1年生から6年生まで合計14名の方にご応募いただきました。
たくさんの方に関心を持っていただき、ありがとうございました!

8月24日(土)に清水沢コミュニティゲートで審査会を行い、6年 櫻井花さん3年 外尾幸路さん3年 辻和奏さんの3名が優秀賞に決まりました。
3作品は表彰式の際に発表します。

このあとアバディーンでこの3作品の中から1作品選んでいただき、選ばれた1作品が「最優秀賞」となります。
3名の方には9月中に集まっていただき表彰式を行い、その席上でアバディーンの方が撮った写真も3つの中から1つ選んでいただきます。
最終的にはそれぞれ選んだ2つのまちの風景の写真が、1つの版画作品になります。

完成した版画作品と応募者全員の写真は、冬に夕張市内で行う展覧会で発表しますので、お楽しみに!

審査員

志村 直さん(北海道新聞夕張支局長)
平野敬子さん(フォトグラファー・シニアフォトキャラバンin夕張)
上木和正さん(夕張市文化財保護委員・一般社団法人清水沢プロジェクト理事
佐藤元治さん(元北海道新聞夕張支局長・清水沢プロジェクト会員)
山口一樹さん(写真家・清水沢プロジェクト会員)

応募者の名前を伏せ、3つの評価項目(独自性・独創的な着眼点/撮影した文脈が説明できている/芸術性)を19点満点で採点した合計の上位3名を優秀賞としました。

審査員のコメント

  • 写真と言葉のギャップに心が踊った。撮りたいものを撮ったものは、普段の生活の目線+ものがはっきり写って強く感じた。
  • 普段の生活で行くお店など、自分の歩いている場所を撮ったほうが面白いと思った。
  • 「夕張」と言わなければわからないような写真も多かった。日常にあるものをフレームに入れる楽しみを感じたのではないか。一点の写真から広がっていってほしい。
  • ”映え”が強くて素晴らしい反面、もっと外したり面白みがあっても良かった。
  • 大人はレトロなものを表現しがちだが、子どももノスタルジーを求めているものだなと思った。大人が描く枠の中に収まるのではなく、今風のものを写してもよかったのではないか。

応募者内訳

1年生 1名
2年生 3名
3年生 2名
4年生 1名
5年生 5名
6年生 2名
計 14名

企画・運営:メイボン尚子 (アバディーン在住キュレーター)、佐藤真奈美(一般社団法人 清水沢プロジェクト)
助成:アバディーン市「クリエイティブ・ファンディング」
協力:ピーコック・ビジュアル・アーツ
後援:夕張市・夕張市教育委員会
特設ウェブサイト:https://aberdeen-yubari.tumblr.com/