ABERDEEN // YUBARI 両地で最終作品それぞれ決定!


夕張では募集した写真コンクールが8月23日に締め切られ、計14名のゆうばり小学校に通う生徒さんが作品を応募してくださいました。8月24日には清水沢コミュニティゲートで審査会が行われ、5名の経験豊富な審査員の厳正なジャッジにより、櫻井花さん(さくらい・はな、6年生)、外尾幸路さん(ほかお・ゆきじ、3年生)、辻和奏さん(つじ・わかな、3年生)の3名が優秀賞に選ばれました。

アバディーンではデイビッド・フライヤー氏が自身の文脈に則り、3枚の写真を撮ってくださいました。9月の初めにはそれらの候補写真3枚ずつがメールで交換されました。

こちらがアバディーンのデイビッド氏の写真3枚です:

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デイビッド氏のコメント:
私が選んだのは自分が住むアバディーンのトリー地区にある3つの場所です。どの場所も「ものの作り」「空間」「風景」そして「陸と水の関係性」というテーマに関わっています。

1枚目は「トリー・バタリー」。これは19世紀後半に、敵の海軍からの攻撃から街を守るために建てられた花崗岩(かこうがん)造りの要塞(ようさい)です。ディー川が海に出会う河口(かこう)の、見晴らしのいい場所にあります。門番小屋(もんばんごや)のなかから見る円形のアーチは、昔の要塞と、遠くに見える港と街の風景とをつなぐ入り口です。

2枚目は「ヴィクトリア・ブリッジ」。この花崗岩造りの橋は、昔、大きな船の事故が起きた後で建てられたため、ディー川に優雅(ゆうが)なアーチを描くような形で作られています。アバディーンからトリーへの人や物の流れや関係をより大きく、スムーズに、穏やかに発展させることを可能にしました。

3枚目は「ウェリントン・サスペンション・ブリッジ」。この鉄の吊り橋はディー川に優雅にかかっています。両側にある花崗岩造りのタワー2本で軽量スチールの構造が支えてあります。トリー・バタリーから始めたトリーの旅を終えるに相応しいような位置にあるので最後に撮りました。

光と陰がそれぞれの写真に撮られたものの構造と「開き」をより明確にしていると思います。これらの場所は人工的に建てられた地域と地域、陸と海、といった事物の間の「つながり」がどのように作られたのかを、歴史的に表しています。

そしてこちらが夕張の子どもたちの写真3枚(優秀賞受賞作品)です:

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櫻井花さん「わたしの通学路」(コメント:ずっと前から撮りたかった通学路を写しました。この道が好きです。)

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外尾幸路さん 撮影日 2019年8月18日 高松地区「夕張といえば石炭の街」今、炭鉱はありませんが、5年前から昔のズリ山から石炭を取って再利用しています。

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辻和奏さん「夕張岳とシューパロ湖と新旧白銀橋」(2019.8.4)

その後、9月14日にデイビッド・フライヤー氏により夕張の写真1枚が選ばれました。

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そして本日9月27日、夕張市清水沢の清水沢コミュニティゲートにおいて、夕張側の参加者(優秀賞)に選ばれた櫻井花さん、外尾幸路さん、辻和奏さんが集まってくれました。そこでついにデイビッド氏の選んだ1枚(最優秀賞)が発表され、表彰式が行われました。その後、受賞者全員で一緒にデイビッド氏の撮った写真を1枚選ぶ、という大仕事を行っていただきました。

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そして、こちらが最終的に選ばれた作品2枚です!

デイビッド氏の選んだ1枚(最優秀賞):
辻和奏さん「夕張岳とシューパロ湖と新旧白銀橋」(2019.8.4)

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子どもたちの選んだデイビッド・フライヤー氏による1枚:

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これらの作品は10月末にアバディーンにある版画工房、ピーコック・ビジュアル・アーツにて版画作品として生まれ変わります。

本当にどの写真もそれぞれにストーリーがあってどれが1つ選ぶ、というのは至難の業でした、、。

参加者の皆さん、関係者の皆さん、本当にどうもありがとうございました。そして受賞者の皆さん、おめでとうございます!

(メイボン尚子)
原文・英語版はhttps://aberdeen-yubari.tumblr.com/をご覧ください。