鈴木菜々子夕張滞在日記〜9/30

こんにちは。
卒業制作で夕張に滞在している鈴木菜々子です。

🍈メロン染め実験成功の巻

夕張を様々な面から捉えて生地を作り、その生地を市民の方々に使って頂くという、[夕張色のテキスタイルプロジェクト]を進めています。その1つに、夕張名産の夕張メロンで染め物をしたい!というアイデアがあり、今回はその実験の様子をお伝えします。

前回、メロンの実で染めて残念ながら失敗したメロン染め。今回は、夕張メロン農家の永沼さんに頂いた夕張メロンの茎と葉で実験です。
(実は、茎を頂きに行ったのは9月末。例年ならもう夕張メロンの時期は過ぎてしまっています…が、しかし今年は幻のオリンピックイヤー!幸運なことに、晩成型のメロンの最後の片付けの直前で、茎と葉を頂くことが出来ました。永沼さん、本当にありがとうございました!)
メロンの茎と葉は丁寧に洗い、あとで使えるよう冷凍しておきます。

いよいよ、もらった分の茎のうち少し使って実験!
前回の反省を活かし、ちゃんとした薬品を買い、布を染まりやすくします。(濃染液といいます。)
布も5種類用意し、染めた後に色を定着させるのに使う媒染液も2種類用意しました。
準備はばっちり!実験開始!

まずは透明の濃染液に浸して煮込み、綿の布を染まりやすくします。

そして、茎と葉を20分ほど煮込んで色を出します。
なんだか、茶色のような黄色のような、なかなか良い色が出ています…!

そこに布を投入!また20分弱火でコトコト煮込みます。

そうして布を引き揚げたら、今度は媒染液に投入!ここでも20分ほど置き、色をキュッと定着させていきます。この時点で濃い目に染まっているように見えます!!

最後に良く絞り、干して完成!
結果は….大成功!!
黄色のような、緑のような、メロンらしいとても綺麗な色に染まっています。
前回の失敗があったからこそ、成功の喜びはとても大きく、飛び上がるほどです。

使った布や、媒染液の組み合わせにより、同じメロンの色なのにこれだけの差が出ました。自然由来ならではの一点ものの色は、とても美しい。おそらく、洗濯をするごとに少しずつ色落ちしていって、その過程もまた楽しめるのではないかと思います。

今回の実験で成功したサンプルの中から、特に綺麗だった3つの組み合わせを選び、次は大きい布を染めていきたいと思います。
実験から日にちが経っていたり、環境が変わっていたりするのでまた色の出方も変わりそうですが、それも含めて楽しみたいと思います。

(文・写真/鈴木菜々子)