活動日誌 |「忘れない歌」夕張にかつてあった小学校の校歌 2019年2月19日(火)

宮前はまだまだですが、路面のアスファルトが見えてきて春が来たとうっかり勘違いしてしまいそうになる今日この頃です。

今日は登川小卒業生の下山さんにインタビュー撮影を行いました。
クラス全員のお父さんが炭鉱で働いていたという小学校時代を送った下山さんは、小学六年生の時に“桂楓(やま)だより“に投稿された詩「父の手」がこれまた素晴らしい描写力と表現力なのです。
「手」について書かれているのですが、その大きな手は自分自身が作り上げてきた家族を支える手でもあり、モノを作る手でもある。時には自分にげんこつをする手でもあるけれど、自分もいつかはたくましい父のような手を持つ人間になりたい。という内容でした。


炭鉱長屋で育った下山さんは当時、隣近所の人全員で海水浴列車に乗って行った蘭島など地域とのつながりの強さを語ってくれました。小学校の時にあった鼓笛隊の話や小学六年生の夏休みの時に担任の先生が生徒全員を4名づつ清水沢にあったプール(お風呂と食堂つき!)に連れて行ってもらったことは今でもよく覚えていると仰っていました。
2016年に現地調査を行なった際、小学校跡地にはプールが残っているので、私の中では学校のプールもとても印象的だったので伺ってみると、プールには屋根はなく、夏の体育はプール授業で、冬は裏山でスキーをしていたようです。

校歌の歌詞は最後の節がドの音からラの音まで一つづつ上がっていくという珍しいメロディーラインです。
3番はあまり歌うことはなかったということですが、炭鉱で栄えた登川を表現した力強い歌詞です。

滞在制作も残り8日!頑張ります!

登川小学校校歌
藤田貞雄 作詞
酒井武雄 作曲

一、 山脈高く 昇る日の
光の中に 溌剌と
希望に燃ゆる 胸をはり
友愛薫る 学舎は
わが 登川 小学校

二、 シークルキ川のせせらぎに
父祖の労苦を偲びつつ
心を磨き 身を鍛え
歴史も薫る 学舎は
わが 登川 小学校

三、 資源を求め、夜も昼も
生産誇る 故郷の
明日を担う 感激に
校風薫る 学舎は
わが 登川 小学校

(文・写真/菊池史子)