黒い玉を探して―「バーニング・ラブ」桑原真理子による出版記念トーク

桑原真理子が帰ってくる―
一冊の本を携えて。

7月18日(木)、オランダ在住のアーティスト・桑原真理子さんと共催で、「『バーニング・ラブ』桑原真理子による出版記念トーク」を開催します。

2017年11〜12月にかけて清水沢コミュニティゲートに滞在し、徒歩圏内の清水沢地区をくまなく歩き、清水沢の飲食店をほぼ訪れるなど、地域に根づいた活動を行いました。

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本作「バーニング・ラブ」は、初めて入ったラーメン屋(駅前食堂です)で石炭細工の玉を店主夫妻から譲り受けたことをきっかけに、町に残っている黒い玉に関心を持った桑原さんが石炭細工を通して見えた町の様子をユーモア溢れる文章と写真で記録しまとめたものです。
今回のトークイベントでは、本作の制作過程のエピソードをスライドなど交えてお話します。
会場の「美津」は桑原さんが最後の“常連客”となった小料理屋で、滞在中の2017年12月に閉店しましたが、今回桑原さんの依頼に応え、特別に営業を行います。

桑原さんは地域の一員として活動したい人の最初の入り口としての役割を持つ清水沢コミュニティゲートの理念を最もよく体現してくれたアーティストの一人です。
二つの文化背景を持つ彼女が見た「黒い玉」を、そしてそれを愛した人々を、さらには夕張を、彼女がどのように見つめたのでしょうか。

今回桑原さんは18日(木)夕方に夕張入りし、20日(土)午後に夕張を発ち、21日(日)午前にさっぽろ天神山アートスタジオでもトークイベントを行います。

「バーニング・ラブ」桑原真理子による出版記念トーク

日時

2019年7月18日(木)20:00〜21:00 予約不要

場所

美津(清水沢2丁目)

主催

桑原真理子・一般社団法人清水沢プロジェクト

参加費

ワンドリンクオーダー

会場で書籍「バーニング・ラブ」を販売します。(104ページ 日本語・英語 1,800円)

桑原真理子

アムステルダム在住のアーティスト。東京都生まれ。 父が日本人、母がオランダ人。19歳の時にオランダへ渡る。2011年、ヘリット・リートフェルト・アカデミー(アムステルダム)、グラフィックデザイン科卒業。特定のグループに属する人々との対話を元に、ドキュメンタリー形式の出版物、映像作品を制作している。www.marikokuwahara.com