夕張×アバディーン アートエクスチェンジの可能性を探る


スコットランド・アバディーン在住の日本人キュレーター、メイボン尚子さんの企画により、同地のピーコック・ヴィジュアル・アーツ「W or M」ならびにロバートゴードン大学にて、一般社団法人清水沢プロジェクト代表理事・佐藤真奈美がディスカッ ションイベントとセミナーに登壇します。

1970年代の北海油田発見以降、石油ガス産業の街として栄えてきたスコットランド・アバディーンは、現役の産油都市として発展する一方で、将来の資源枯渇を見据えた地域政策を見据えて行動を始めようとしているところです。
夕張がすでに歩んできた道のりや、歴史と文化の厚みを次世代のまちづくりに活かしていこうとする私たちの取り組みを紹介し、特にアートが果たす役割について考えることで、両都市の交流の一歩としたいと思います。

(写真提供 メイボン尚子さん)

プレスリリース

 この度ピーコック・ヴィシュアル・アーツでは北海道・夕張市清水沢地区で炭鉱遺産を活用したま ちづくりを展開する「清水沢プロジェクト」の代表、佐藤真奈美さんを1970年代の北海油田発見以 降、石油ガス産業の街として栄えてきたスコットランド・アバディーンに招聘、ディスカッションイ ベントを行います。パネルスピーカーとして夕張をはじめ苫小牧、室蘭、いわき、南相馬など北日本 における環境ガバナンスを継続的に研究している環境社会学者、メイボン・レズリー博士を迎え、清 水沢プロジェクトの活動ならびに夕張という都市をアバディーンのオーディンエンスに紹介、ひとつ の産業に大きく寄りかかっていた、あるいは現在も寄りかかっている都市として夕張とアバディーン が持つ共通点や、歴史的文脈、文化芸術分野が抱える課題、などについて意見を交換します。

イベントの企画・司会進行はアバディーンを拠点に活動するインディペンデント・キュレーター、 メイボン尚子氏です。メイボン氏は今年の6月に清水沢プロジェクトを訪ね、佐藤氏をはじめ夕張市に住む方たちと会い意見交換を行いました(https://www.shimizusawa.com/news/4088.html)。

アバディーンは日本の近代化に貢献した幕末の商人トーマス・グラバーの故郷でもあることから日 本とのつながりが深い場所です。しかし産業やビジネスの交換はあっても芸術・文化による明確な交 換は残念ながら継続的に行われていないのが現状です。メイボン氏は将来的に日本とアバディーン間 で末長いアートエクスチェンジ(芸術・文化による交換プロジェクト)を発展させたいと構想してい ます。今回佐藤氏を一週間の視察滞在に招聘することもその構想を具体的に前進させる動きの一環 で、本企画を通し、二都市間の関係を深め、未来に向け夕張との間に末長いアートの交換・交流を発 展させる、その可能性をアバディーンに住む方たちとともに探る狙いがあります。

本企画はブリティッシュ・カウンシルとクリエイティブ・スコットランドのパートナーシップファンドを受け、 アバディーン市とロバードゴードン大学からの協賛のもと、 ピーコック・ヴィシュアル・アーツの「アソシエイツ・ソーシャル」プログラムの一環として行われます。

スピーカー: 佐藤真奈美(一般社団法人 清水沢プロジェクト 代表)
パネルスピーカー: メイボン・レズリー博士(ロバートゴードン大学)
企画・司会進行: メイボン尚子(インディペンデントキュレーター、 ピーコック・ビジュアル・アーツ アソシエイト)
日時: 2018年11月15日 (木) 18時-20時 入場無料
場所: W OR M(11 Castle Street, Aberdeen AB11 5BQ Scotland)
主催: ピーコック・ヴィシュアル・アーツ「アソシエイツ・ソーシャル」プログラム
助成: ブリティッシュ・カウンシル、クリエイティブ・スコットランド
協賛: アバディーン市、ロバートゴードン大学

関連事業: ロバートゴードン大学におけるセミナー
2018年11月19日 (月) 14時-16時 メイボン・レズリー博士によるセミナーシリーズ「Daily Life in Northern Japan(北日本の生活)」に佐藤真奈美氏をゲストとして迎えます。

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